疥癬(かいせん)

感染力の強い犬の皮膚病、疥癬。多頭飼いの場合は、1頭が感染すると、ほかの犬にも感染してしまうことが多く、まれに人間にもうつることがあります。

感染力の強い疥癬

感染が疑われる場合は、早めに対処しておきたい皮膚病のひとつ。下記の症状を参考に、愛犬が感染していないかチェックしてみましょう。

どんな病気?

ヒゼンダニという体長0.3mmほどの小さなダニによって引き起こされる皮膚病。皮膚の発疹や、激しいかゆみを伴います。はじめは、耳や目の周り、ひじ、かかとなどの皮膚のやわらかいところに発疹ができ、やがて広がっていきます。
ヒゼンダニは皮膚の表面に寄生し、角質層に穴を掘って、そこに産卵します。その卵は3~10日ほどでかえり、成ダニになって、そのうちのメスダニが再び穴を掘って卵を産んでいきます。こうして増殖したヒゼンダニの排泄物などによって炎症反応が起こり、激しいかゆみを引き起こすのです。
疥癬では、かゆみのほか、かゆみによって皮膚をかくことで生じるかさぶた、フケ、脱毛などの症状が見られます。皮膚をかいて傷ができ、その傷口に細菌が入ってしまい、二次感染を起こして化膿することも。
ヒゼンダニは感染力が強く、ヒゼンダニが寄生している動物との接触はもちろん、同じ首輪やタオル、ブラシなどを介しても感染します。また、感染していた犬から落ちたヒゼンダニがいる場所を別の犬が通ることで感染してしまうケースもあります。
飼っている犬に寄生した場合、人にも寄生して皮膚炎を起こすことがあるので注意しましょう。

治療法は?

殺虫作用のある外用薬を塗布したり、内服薬を投与していきます。薬用シャンプーを使ったり、薬剤を混ぜたお湯に浸けて治療することもあります。部屋をこまめに掃除し、消毒をしたりして、ダニの繁殖を抑えましょう。
疥癬の予防は、ヒゼンダニが寄生している動物との接触を避けることが一番です。また、ヒゼンダニが寄生していても、症状が現れない場合もありますので、気になる場合は検査してみるといいでしょう。

疥癬におすすめのサプリ成分

免疫を高めるアガリクス、プロポリス、冬虫夏草など

愛犬の疥癬体験談

我が家では3匹犬を飼っています。ある日、そのうちの1匹が肘をよく掻くようになり、最初は何ともなかったのが、日ごとに皮膚が赤くなり、毛が抜け始めました。そうしているうちに、残りの2匹も肘やわき腹を掻くようになったので、嫌な予感がして3匹まとめて病院へ連れて行くと、「疥癬」という感染症と診断されました。卵を産み付けられていたようで、再発を繰り返しており、もっと早い段階で連れて行ってあげればよかったと悔やまれてなりません。