クッシング症候群

副腎皮質ホルモンが過剰に分泌されるとクッシング症候群が引き起こされます。高齢犬の発症が多く、そのほとんどが脳下垂体にできた腫瘍によるものと考えられています。

老犬に多いクッシング症候群の症状

他の病気にもかかりやすいため、下記の症状が見られる場合は早めに病院へ連れていきましょう。

どんな病気?

副腎から分泌されるコルチゾールとよばれる副腎皮質ホルモンは、炎症を抑えたり、炭水化物を代謝したりする働きをもち、体の健康のために欠かせないホルモンです。しかし、このコルチゾールの分泌が増えすぎてしまうと、さまざまな症状を引き起こします。それがクッシング症候群です。
エサをたくさん食べる、水をたくさん飲む、尿の量や回数が増える、お腹がふくれるなどのほか、毛づやが悪くなったり、全体的に毛が薄くなったり、胴体が左右対称に脱毛するなど、皮膚の異常も見られるようになります。
免疫力が低下するため、皮膚炎や膀胱炎などの感染症にもかかりやすくなり、糖尿病を併発することもあるので注意が必要です。
8~12歳くらいの高齢の犬の発症が多く、犬種としては、プードルやダックスフント、ボクサー、ポメラニアン、ボストンテリアなどに多いといわれています。
クッシング症候群の原因として考えられているのは、副腎をつかさどる脳下垂体の腫瘍によるもので、クッシング症候群の80%以上を占めるといわれています。そのほか、副腎そのものにできた腫瘍によるもの、アレルギーや炎症などの治療薬の副作用が原因で引き起こされるケースもあります。

治療法は?

別の病気が原因でクッシング症候群が引き起こされている場合は、まず、その病気の治療が行われます。副腎皮質の働きを弱める薬を投与する薬物治療が主ですが、場所によっては腫瘍を取り除く外科手術が行われることもあります。脳下垂体の腫瘍には、放射線治療が施される場合も。

クッシング症候群におすすめのサプリ

免疫力をアップさせるアガリクス、プロポリスなど

愛犬のクッシング症候群体験談

2年ほど前、我が家の愛犬がクッシング症候群になりました。病気に気づいたのは、水を飲む量が尋常じゃないほど多くなったからです。1日に何度も、1回につき1分くらい飲み続けるので、おしっこもたくさん出ます。
これはおかしいと病院に行き検査をしてもらったら、クッシング症候群と診断されました。
薬を飲み続けて2年経ち、多飲・多尿も改善されましたが、薬は一生飲み続けないといけないのだとか。治療のためとはいえ、ちょっとかわいそうな気もします。