【犬の病気:その6】その他の病気

飼い主が注意深くみていれば、早期発見につながることも。愛犬の様子がおかしい時は、病気にかかっていないかチェックしましょう。

犬がかかりやすいおもな病気

がんや心臓病、腎臓病、胃腸の病気、皮膚病以外にも、犬がかかりやすい病気はあります。下記に、よく挙げられる病気をピックアップしてみました。

  • 糖尿病…インスリンの不足や働きの低下によって血糖が増える病気。多飲多尿の症状が見られる。
  • 股関節形成不全…股関節の形成に異常があったり、変形したりする病気。先天的なものと後天的なものがある。
  • ヘルニア…背骨と背骨の間の椎間板が突出して脊髄を圧迫し、痛みや麻痺を引き起こす。背中から腰にかけての発生が多い。
  • 認知症…徘徊や旋回運動、夜鳴き、昼夜逆転などの症状が見られる。老化に伴い、脳が委縮していることに関係していると考えられている。
  • 熱中症…犬は肉球にしか汗をかかず、あえぎ呼吸(パンティング)でしか体内の熱を放出できないためかかりやすい。
  • 白内障…目の水晶体が白く濁る病気。放置すると視力が低下し、視力を失うこともあるが、早期治療によって進行を抑えることもできる。
  • 角膜炎…シャンプーやウイルス感染、目をこすることによって、角膜に炎症が起きるもの。
  • 外耳炎…細菌や真菌、寄生虫などが原因で、外耳道に炎症やかゆみがおこり、耳垢がたまる。ダックスやレトリーバーなど、耳の垂れた犬種に多い。
  • 歯周病…歯ぐきに炎症が起こる歯肉炎と、歯肉炎が悪化し、歯を支える骨が壊れる歯周病の総称。強い口臭があり、歯肉が腫れて出血したり、歯が抜け落ちたりする。
  • ケンネルコフ…伝染性の呼吸器感染症。咳や熱など、風邪のような症状が続く。進行すると肺炎を起こすことも。
  • 水頭症…脳に脳脊髄液がたまってしまい、脳室が大きくなっている状態。うまく歩けない、動作が緩慢になるといった症状が現れる。

こうした病気の中から、とくに犬の病気として名前が挙がることの多い糖尿病、股関節形成不全、ヘルニア、認知症、熱中症について説明していきます。