腎不全(尿毒症)

老廃物の排出が困難になってしまう犬の腎不全。急性腎不全と慢性腎不全があります。悪化すると、尿毒症になってしまうこともあるので注意が必要です。

腎不全が悪化すると尿毒症になることも

犬の腎不全とはどのような病気か、治療法などについても説明していきます。

どんな病気?

何らかの原因で腎臓が機能しなくなり、体内の老廃物の排出や血圧の調整、カルシウムの生産、リンの代謝などができなくなってしまう状態。

腎不全には急性腎不全と慢性腎不全があります。
犬画像急性腎不全は、結石や腫瘍で尿路がふさがり尿の排泄が阻害されることによって生じたり、レーズンやブドウによる中毒、抗生物質や化学療法薬による中毒、心疾患や脱水などによっても起こります。

急に尿の量が減ったり出なくなったりするほか、吐き気や嘔吐、食欲不振などの症状が見られます。急速に悪化することもあり、場合によっては命を落とすこともあるので、早急な対応が必要です。

徐々に症状が進行していく慢性腎不全では、腎臓の4分の3以上の機能が低下します。尿の色が薄くなったり、多飲多尿以外では、とくに目立った症状は見られません。しかし症状が進むにしたがって、食欲不振、嘔吐、下痢、体重減少、貧血が起こり、体内の毒素や老廃物が排出できず、尿毒症になってしまうこともあります。

急性腎不全の治療が遅れたり、腎臓への障害が大きな場合には、慢性腎不全に移行する場合もあります。

治療法は?

急性腎不全の場合、原因となっている病気の治療を行い、点滴や透析などによって、症状をやわらげ、腎機能を回復させます。

また、尿の量を増やしたり、余分な窒素化合物を体内から除去する治療を行います。タンパク質以外の栄養を与えることも。

慢性腎不全では、尿の量を増やすための点滴や造血ホルモン剤などの薬物療法に加え、食事療法などで腎機能の低下を抑えて、症状が悪化しないように防ぎます。

腎不全におすすめのサプリ成分

尿とともに排除される水溶性ビタミンを補充するビタミンB・Cや、腎不全の進行を遅らせる作用のある炭酸水素ナトリウム、腎結石の形成を減らして腎不全の進行を遅らせる効果があるカルシウム、腎臓の保護作用がある自然露地栽培アガリクスなど。

愛犬の腎不全体験談

愛犬が腎不全になりました。腎不全には食事療法が大切だといわれて、腎臓病用のドックフードに変えました。おやつも、内臓に負担の少ないものをあげて、その後、食べ物の成分を吸着させる薬を飲ませて、腎臓の負担を減らしていました。

腎不全の進行を遅らせるための注射を打つなどして、当初、半年もたないといわれていたのに、2年も生きてくれました。