【犬の病気:その2】心臓病

長生きな犬が増え、心臓病が起こるリスクも増えてきました。ここでは、心臓病について説明していきます。

犬の病気の死亡率2位は心臓病

がんに続き、犬の病気で2番目に死亡率が高いのが心臓病です。犬の心臓病には、次のようなものがあります。

  • 心筋症…心臓を構成する筋肉・心筋が正常に機能せず、全身に血液が行きわたらなくなる病気。犬の心筋症は、拡張型が多い。
  • フィラリア…蚊を媒介し、フィラリアという寄生虫が心臓に寄生することで血液の流れが悪くなり、さまざまな病気を引き起こす。
  • 心不全…心臓のポンプ機能がうまく作用せず、体内に血液が送り出せなくなる病気。
  • 心室中隔欠損症…心臓の左心室と右心室の仕切りである心室中隔に、生まれつき、穴が開いている状態。左心室と右心室がつながってしまっていることで、様々な障害を引き起こす。
  • 僧房弁閉鎖不全症…左心房と左心室の間にある僧房弁と、僧房弁を支える腱索に異常が起こり発症する。高齢の小型犬に多く見られ、咳や呼吸困難などの症状が出る。
  • 心臓肥大…心臓が通常よりも大きくなってしまう病気で、心臓病の中でも発症率が高い。肥満や高血圧が原因で起こることが多く、まれに肺水腫や心不全を引き起こすこともある。
  • 心房中隔欠損症…心臓の左心房と右心房の間の仕切りに穴が開き、左心房と右心房がつながってしまう病気。通常、胎児のときに穴が開いていても、生後、完全に閉じるものが、成長後も穴が閉じないままになっている状態。

ここでは、心筋症、フィラリア、心不全について、各ページで詳しく解説していきます。