【犬の病気:その4】胃腸の病気

人間と同様に、犬も体調が悪いと胃や腸の病気にかかります。ここでは、犬の胃と腸の病気についてまとめていきます。

犬がかかりやすい胃と腸の病気

犬の胃腸の病気には、次のようなものがあります。

  • 腸閉塞…腸に異物が詰まってしまい、正常に機能しなくなる状態。おもちゃや石などの異物を飲み込んでしまうことによるものが多い。悪化すると生命にも危険を及ぼす。
  • 胃拡張、胃捻転…胃拡張は、ガスや食べ物によって胃が膨れてしまう状態。膨らんだ胃がよじれてしまうのが胃捻転。血流が悪くなり、胃が壊死したりショック状態を起こすこともある。
  • 胃潰瘍…胃酸や胆汁によって胃の粘膜などが壊されて、出血や腹膜炎を引き起こす。人間の胃潰瘍はストレスが原因であることが多いが、犬の場合は、肥満や細胞腫、腎不全、薬の投与、低血圧などに起因するものが多い。大型犬や超大型犬に多いため、遺伝的な要因もあると考えられている。
  • 急性胃炎…不衛生な水、腐った食べ物、毒のあるものなどを食べたりすると起こすことがある。激しい痛みと吐き気を伴う。
  • 慢性腸炎…アレルギーや寄生虫、腸内細菌の増加などによって下痢や嘔吐を繰り返す。そのため、全身が衰弱して栄養状態が悪くなることもある。
  • 下痢…通常の便よりも水分が多く、液状の便を排出する。食べ物やストレスによって下痢が起こる場合もあれば、細菌感染やウイルス感染、寄生虫感染によって起こることもある。下痢以外の症状がなければ、すぐに治ることがほとんどだが、子犬や高齢犬の急性の下痢では、命に関わることもあるので注意が必要。

ここでは、腸閉塞、胃拡張・胃捻転について、詳しく説明していきます。